市内の名所をじっくり楽しみたいという場合、自転車は特別の威力を発揮します。フレキシブルで環境にも優しく、駐車場を探す心配もありません。サイクリング人気がますます高まる中で、ウィーンは数々の斬新な施設を整備しました。これによって一層多くの人々が、自転車による市内観光を楽しむようになっています。
例えば、 自転車専用ルートは持続的に拡張 され、1986年に比べ5倍の長さとなっています。現時点でのサイクリングルートは 全長1100キロメートル 、今後も更に拡張されます。ウィーン市の目標は、全交通量に占める自転車の割合を、現在の6パーセントから、2010年までに8パーセントへと高めることです。
ウィーンで市内観光サイクリングを楽しむため、自転車を持参する必要はありません。プラーターとドナウ河岸の随所にレンタサイクル・ステーションがあります。加えてウィーン旧市街を中心に、新たな レンタサイクル・システム が定着しています。それが シティバイク です。
1000台以上の貸し自転車が、市内54ヵ所のステーション
に常備され、利用者のコースに合わせて、これらのステーションのひとつに返却することができます。
例えば、シュテファン寺院からシェーンブルン宮殿までマイペースでサイクリング。これは、とりわけ旅行者にとって快適なシステムです。しかもシティバイク・ツーリストカードがあれば、使用料は丸1日2ユーロに過ぎません。
シティバイクがあれば、速度もルートもマイペース。市内の建築、文化遺産、緑の保養ゾーンなどをゆっくり楽しみ、気の向くままに寄り道も可能です。 立ち止まって写真を撮ったり眺めたり、あるいは、自転車を置いて歩き回るのも、至るところで可能です。 広々としたプラーターの森や草原、
ドナウ河畔のプロムナード、旧市街
など、ウィーンには魅力的なサイクリングルートが広がっています。
ウィーンで最も重要な歴史的名所に関しては、サイクリング用 テーマルート「リンク・ルンド(リンク通り巡り)」 が最適です。 このサイクリングコースの大半は、リンク大通りに立ち並ぶ涼しい並木の下を通ります。このルートに沿っ てブルク劇場、市庁舎、国会議事堂、ホーフブルク王宮、自然史博物館、美術史博物館、オペラ座、市立公園、ウラニア などの名所があります。
しかも、同じルートの車道は、すでに長年開催されている オーストリア一周ロードレースの最終ステージ となります。ロードレースに参加する選手にとっては速度だけが問題で、周囲に広がる美しい風景を楽しむ暇はありません。その点、サイクリングで観光ルートを回る旅行者は幸せと言えるでしょう。
Tel. (+43 1) 795 970
www.citybikewien.at