ウィーンの著名な作曲家の住んだ家は記念館となったものもあり、個人的な所有物や家具の他に肉筆楽譜の複写、絵、写真も展示されています。記念館ではその代表作の歴史的あるいは特別な名演奏の録音を、ヘッドホーンで楽しむこともできます。
「モーツァルトハウス・ウィーン」はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが「フィガロの結婚」を作曲した家で、旧市街のまん中、シュテファン大聖堂の裏手にあります。ワルツ王ヨハン・シュトラウスは、遺品がとくに数多く残されており、大ヒットとなった「青きドナウ」が作曲された家に展示されています。
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェンの住居、わけても第4交響曲を作曲し、聴力を失った絶望を訴える非常に有名な「ハイリゲンシュタットの遺言」を書いた家を訪れてみてください。
またヨーゼフ・ハイドンが最後に住んだ家「ハイドンハウス」も保存されています。彼の大オラトリオ「天地創造」と「四季」はここで作曲されました。そして現在ここにはヨハネス・ブラームスの記念の間もあり、彼の紛れもない遺品が展示されています。
「歌曲王」フランツ・シューベルトが生まれた家も同様に見学できます。絵のように可愛らしい小さな家には、その当時16家族が、それぞれ部屋と台所がついただけの住居に住んでいました。
記念館にとどまらないのはアーノルド・シェーンベルク・センターです。ここには十二音音楽と「新ウィーン楽派」の創始者の遺品、たとえば自筆稿、油絵、スケッチ、日記、楽器のような遺品が収められているだけでなく、特別展もあり、活気ある研究センターともなっています。
演奏:ウィーン・フォルクスオーパー・シンフォニーオーケストラ